私たちのこと

ごあいさつ

豊かな自然の恵みをもっと身近に取り入れたライフスタイルを提案していきたい。風そよぐみかん畑と美しい瀬戸内海、島に暮らす人々の温かい笑顔にただひたすら感謝を込めて…。そんな想いで、多くの方々にお世話になりながら、化学農薬・化学肥料・除草剤を一切使わない自然の営みに沿った農業に取り組み始めました。

島の自然が育てた素材にこだわり、『真面目で正直なモノづくり』をモットーにナチュラルコスメを製造しています。私たちのオリジナル商品を通して、四季折々のしまなみ「かおり風景」を感じていただければ幸いです。

島香房のストーリー

私たちが大三島に移住してきたのは2012年の春のこと。
きっかけは結婚してすぐに起こった東日本大震災でした。「自分の手で食べ物を作り、自然に寄り添い、安全・安心に暮らしたい」そう思うようになり、下見に訪れた大三島の柑橘畑と海の風景を見て、ここだ!と確信。そして出会ったのが、“島の香り”です。

5月になると島中を満たす柑橘の花の甘い香り。この素晴らしい香りとともに大三島の魅力を伝えられたらと、植物学を学んだ夫と薬学を専攻した私、理系夫婦が柑橘の香りの抽出に取り組むことに。アロマのことが何もわからない私たちでしたが、調べるうち水蒸気蒸留法に辿りつきました。ポルトガル伝統の銅製蒸留器「アランビック」を取り寄せ、試行錯誤を繰り返し、やっと採れた蒸留水と少量の精油をイベントで販売しはじめたのが、島香房のはじまりです。

国産精油が全国で広がりをみせてきたのもその頃で、ご当地精油を求めてアロマテラピーの専門家やセラピストの方が私たちの元を訪れるようになりました。農園での収穫から蒸留まで香りの製造過程を体感していただいたことから私たちの取り組みを知っていただき、そこからいくつもの温かい交流が生まれました。

2018年には化粧品製造販売の許可を取得し、大三島の素材を使ったアロマコスメを本格的に製造販売するようになりましたが、当初から変わらないのは、安心・安全へのこだわりです。肌につけるものだからこそ原料の柑橘は自家栽培で、化学農薬・化学肥料・除草剤不使用を徹底しています。

元々が実験好き。精油を抽出したり、ピペットで分注したり、石鹸を製造したり、コスメの処方を設計したりするのは理系仕事の楽しいところ。でもそれ以上に、私たちのお届けする香りでたくさんの人に喜んでいただけるのは一番の幸せです。

この仕事を与えてくれた大三島に感謝を込めて。

株式会社こだまオーガニクス
代表取締役 松田 英理子

プロフィール

株式会社こだまオーガニクス代表取締役 松田 英理子

神奈川県横浜市出身。大学院卒業後、製薬会社にて薬剤の研究に従事する。
島の素材を使ったアロマコスメ商品の企画・製作に取り組んでいる。

  • 日本アロマ環境協会認定アロマテラピーアドバイザー
  • 化粧品総括製造販売責任者
  • 化粧品製造業責任技術者
  • 中学校・高等学校教諭一種免許(理科)

取締役 松田 康宏

千葉県習志野市出身。大学院卒業後、計測機器メーカー、地域活性化コンサルタント会社勤務を経て実家の機械工具販売業に携わる。
2012年4月より地域おこし協力隊として大三島に移住。
2013年3月同職を退職し、Iターン就農者として柑橘・ハーブの無農薬栽培に奮闘。

  • 島香房ファーム農園管理者
  • 蒸留技術者
  • 化粧品安全管理責任者
  • 食品衛生責任者

ロゴマークについて

みかんの島、大三島に移住して気づいたことは、私たちは自然に生かされているということ。都会で生活していた頃には忘れていたようなあったかく、どこかなつかしい感覚でした。

温暖な瀬戸内海に囲まれた大三島は、四季を通して多彩な香りにあふれた島です。

  • 春 島を包む花の甘い香り
  • 夏 さわやかな潮風と木々のグリーンなすがすがしい香り
  • 秋 ほのかに広がる柑橘のさわやかな香り
  • 冬 澄んだ空気と降り注ぐ陽の光の中で香るフルーティな香り……

島の香りを胸いっぱい吸いこむと…なつかしい故郷である自然に回帰し、生命エネルギーで心身が満たされます。代々受け継がれてきた農園を守り続けてきた先人たちの想いが伝わってきます。

大三島の自然の恵みを「味覚」はもちろん、旬の「アロマ」として多くの方にお届けしたいとの想いから「島香房」と名づけました。

また、生命力あふれる香り豊かな島の植物の象徴として「シトラスの木」をロゴとしました。